初ブログ

わが家から見える富士山は美しい。

それはずっと昔の銭湯の向こうに描かれた海と三保の松原と富士山の絵のように美しい。

 

これは自慢である。

 

今日からブログを書くことにした。

何を書いていいか分からないので自慢でも書くか。

 

僕は週に3度は寿司屋に行く。これは自慢ではない。

正確には寿司屋で寿司を食うのではなく酒を飲んでいる。

 

今日もこれから寿司屋へ行く。

仲間のヨットが***という栄誉ある外洋レーサーに与えられるカップをもらった。

その祝賀会を寿司屋でやる。

その寿司屋は湘南のヨットマンの溜まり場で日本のヨット界でも有名である。

 

僕もヨットをやる。

 

冬はスキーばかりやっていたが、そろそろヨットのシーズンだ。

海は寒くて船酔いしたり波をかぶったり大変だが、それでも海に出たくなる。

 

今年は大航海の予定もある。

少し腹を括って体を鍛えなければいけないが、

とりあえず今日は今から大宴会で大酒食らうのが関の山だ。

ヒワイな言葉と映倫審査≪スーパーマンの世界≫

 

「空を見ろ!」「あ、鳥だ」「いいえロケットよ」「違う、スーパーマンだ!」

 
そう、私はスーパーマンだ。

ただし、弾丸よりも遅く、高いビルディングをひとっ飛びもできない。

 
では何か。それは外国映画やビデオを見ると画面の横や下に出てくる字幕スーパー、あのスーパーの翻訳マンなのだ。

 

この字幕翻訳者、いつも映画を相手に暮らしてるわけで、自分が翻訳する映画だけで年間約60本。それを最低3回は試写で見て、さらに別の映画も50本くらいは見るから60×3+50=230回はスクリーンとご対面していることになる。楽しくって大変な商売だ。

 
スクリーンは雄弁である。

言葉なんか分からなくても、ポルノなんか、ウッフンアッハン、ズッコンバッコンのシーンが出てくれば脳より先に下のものが、たちまち理解、反応して下さる。我々スーパーマンは、それを税関審査前の“完全無修正版”で見るのだから、正直言ってこれは役得だ。

 
昔、ジョン・ホームズという女を殺して牢屋に入れられた巨根の男優がいた。彼のモノは14インチ、何と40センチもあって、マリリン・チェンバースなんて美人ポルノ女優に突っ込むのである。グイグイ・・・と根元までスッポリ入れてしまうところなど、スーパーマンも思わず仕事を忘れて、見入ってしまったものだ。

 
ところで、最近、劇場にかかる外国ポルノがめっきり減った。ビデオの普及で“四畳半”でも楽しめるようになり、どこかの映画館に顔を隠すようにして、コソコソ入る必要がなくなったからだ。

 
だが減った理由はそれだけではない。ポルノ映画にはいろんな規制が多すぎた。何しろ公衆の面前で、ご披露するものである。新宿あたりの裏町でコッソリ売買される裏ビデオとはわけが違う。

 
規制の第一はヘアー。これはルノワールでもピカソでも、たいていの絵画には堂々と美の中心として描かれているのに、これが卑猥とは、日本人の想像力も卑猥世界一。ヘアーがダメなら剃ってしまえばいいかというと、その下のパカパカは、ますます人間の欲情をアオるのでカットと相成る。

 
性欲をアオるものは行為も、言動もカットなのだ。

で、この性欲をアオる「言葉」ってやつが、我々スーパーマンにとって大問題になる。

 

 

本文は菊地浩司が20数年前に「プレイコミック」という漫画雑誌に映画翻訳家の舞台裏をコラムとして掲載していた時のものです。本文に一部適切ではない表現がございますことをご了承ください。